12月19日(月)にアルゼンチンの優勝で幕を閉じたFIFAカタールW杯2022大会。
日本代表は目標のベスト8にはあと一歩のところで及ばなかったが、ドイツとスペインに勝利するという波乱を
起こして見せた。
その中で久保建英の試合後のインタビューに注目が集まっている。
久保は初戦のドイツ戦と第3戦のスペイン戦のそれぞれ前半のみの出場となり、第2戦のコスタリカ戦はターンオ
ーバーもあり出番がなく、決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦では体調不良によりベンチ外となっていた。
日本が金星を上げたドイツ戦、スペイン戦の両試合後のインタビューにおいて『どうでもいい』発言があり、改
めてまとめることとする。
第1戦:ドイツ戦
試合結果:日本2ー1ドイツ
日本は4-5-1のフォーメーションで久保は左サイドハーフの位置で先発。
同じサイドで対峙したジューレへのプレス時にトップ下のミュラーが久保のサイドまで下がってくることに混乱。
素早くチェックをかけることができなくなっていた。守備に大半の時間を割かれ、ボールを持っても持ち味のタ
メを作ることができず、後半開始時に冨安健洋と交代となった。
自身の交代後、日本が流れを掴み、立て続けに得点。見事な逆転勝利を収めた。この勝利についは「信じられな
いですね。すごい興奮しています」とコメント。
W杯自身初の舞台で先発したことについては「個人としては全然ダメでしたし、もっとああやって苦しい時間帯
のチームで4(バック)であろうが、5(バック)であろうが、僕がもっとタメ作ったりしないといけないと思い
ますし、(前田)大然君にしっかり繋がきゃいけなかったと思いますけど」と反省しつつ、続けて
「もうそんなことどうでもいいんでチームが勝って今嬉しいです」と喜びを嚙み締めていた。
第2戦:スペイン戦
試合結果:日本2ー1スペイン
日本は3-4-2-1のフォーメーションで久保は2シャドーの右の位置で先発。
圧倒的なスペインのボール支配に前半は守備一辺倒。基本的には相手左サイドバックのバルデのマークにつきな
がらセンターバックの底でボールを受けに来るペドリの監視も行うというダブルタスク。日本がボールを奪えた
際のカウンターでは久保らしいドリブルキープが見られたが全体を通してほとんど個を出せず、後半開始時に堂
安律と交代となった。
その後、逆転勝利を収め、試合後のインタビューで勝利した気持ちを聞かれると
「正直もう勝ったので全てがどうでもいい」としつつ、続けて
「個人的に今日あの前半の出来で僕が変わると思っていなかったんでそういったところは悔しい気持ちはありま
したけど、ベテランの選手にしっかり声かけてもらってチームを信じろということで交代で入った(堂安)律選
手が一発のチャンスで決めてくれて…」と語っていた。
番外編:クロアチア戦
試合結果:日本1ー1クロアチア(PK1-3)
久保はスペイン戦の翌々日(12月3日)の朝に発熱。コロナではなく風邪だったことから解熱剤を飲んででも試合
に出たがっていたようですが、ドクターストップとなりこの試合はホテルから観戦となった。
クロアチア戦の前に森保監督が久保の部屋を訪れたそうですが、風邪を移したくない理由から一度は断るも
嫌々ハグだけしたとのことです。
SNSの反応
この久保のインタビューにはSNS上においても注目が集まっていました。
dメニューニュース:久保建英 不発も「勝ったのでどうでもいい」「これでクロアチアに負けたらもったいない」(デイリースポーツ) https://t.co/w5D0MHRaz1
— 双肩 (@Souken0416) December 2, 2022
久保選手は有名な日本人選手だけではなく男として潔い。こんな強い精神力は見習いたい。
久保建英選手のインタビューは聞いていてワクワクする。スポーツは色々見てきたけど、こういう感情を選手に抱くのは初めてかもしれない。ドイツ戦後に自分の調子がイマイチだったと話した直後「でもそんなことはどうでもいい」とチームが勝ったことを喜んだのは特に気持ちが良かった
— ツノ (@aotsuno1) December 11, 2022
まとめ
今回はFIFAカタールW杯2022 の久保建英『どうでもいい』発言のインタビュをまとめました。
・スペイン戦:正直もう勝ったので全てがどうでもいい
率直に自分の意見を述べ、自身のパフォーマンスが良くなかったとしてもチームが勝利したことで”いい”意味で
『どうでもいい』ときっぱり発言できる久保選手に4年後の大会も期待しましょう!